こんばんは、秋葉です。
久しぶりの投稿(笑)。
ワタクシ、普段は普通の会社員なので今日も出勤したのですが、
稽古最終日とあり、昼間の自分にもひとつ、課題を与えました。
今日一日、松葉杖なしで社内を歩いてみる。
いや、笑わないで下さい。
この7週間、ずっと杖のお世話になっていたのですから
手離すのは意外に恐いのです。
確かにここ数日は近いところ、フラットなところを選んで
杖を離していましたが、今日は一日丸ごと!
デスクの周りを歩いたり、コピーを取りに行くのではなく、
廊下の向こうのトイレに行ったり、違うフロアにお弁当を買いに行ったり。
古いオフィスはトラップがいっぱいです。
ちょっとした段差、配線のための床の穴、重い鉄の扉…。
注意深く、焦らずゆっくり、目的地を見据えて。
するとあちらこちらから歓声が!
普段は話さない人まで、治ったの?良かったね!とか
いやぁ心配してたんだよー、とか。
なんだかクララになった気分です。
何かを手離さず、先に進むことはできないのですね。
それが自分を守ってくれているものなら尚更、
どこかで勇気を持って、何も持たない自分に立ち向かわなくてはならない。
本当の意味で先に進むとはそういうことなのかもしれません。
心細さや恥ずかしさ、寂しさ辛さも全部背負って
自分の足で、自分の責任で歩く。
もう数時間後には劇場です。
きっとアドレナリンが出て、普通に走れちゃったりするんだろうな(笑)。
持てる力の全てを、自分ではなく物語のために。
自分だけではなく、皆で先へ先へ先へ!
秋葉舞滝子