皆様ごきげよう。
遅れてきたニューフェイス、秋葉です。
音響助手(正確に言うと見習い…というか小間づかい)で雇われて、演出に口を出し、果ては…出演?
何だか昇り竜みたいです。
あ、私の名前にも女だてらに竜の字が!!
びっくりですね!
閑話休題。
人は何かを願う時、神様という得たいの知れない大きなものに祈ります。
気まぐれな神様に振り向いて貰えるよう、とっておきの貢物を捧げて。
供物。捧げ物。
私達役者は、我が身を捧げ、差し出して願いを、祈りを、聞き届けて貰おうとしているのかもしれません。
より純粋でありたい。たった一つの願いのために。
この物語は一つの祈りの形なのですから。
皆が、捧げ物としてその命を全うできますように。
私は今、命懸けです。
◇◆秋葉 舞滝子◆◇